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時間足で勝負する基本短期勝負では、移動平均線のゴールデンクロスもデッドクロスもあまり意味をなさない。
指標が出るまでにはタイムラグがあり、その指標を見極めてから行動に移していたのでは、手遅れということのほうが多い。
高い勝率が期待できる売買のチャンスは、そうそうあるものではない。
FX勝負の鉄則は、「損をできるだけ少なくして、儲けは大きく」が理想である。
プロの為替ディーラーほど損失を恐れるから、ロスカットルール(一定の損失が出ればその時点で自動的に投げる)を明確に設けている。
損失を最小限に留めておけば、次のトレードで損失分を取り返すこともできる。
FX投資では、ロスカットルールは、必要不可欠なものと肝に銘じておいていただきたい。
さて、13日の10時頃に下ピケ陰線が出た。
そして、そのあとに陽線が出現して、前の下ピケ陰線の高値を上回った。
ここがターニングポイント(転換点)となるが、実際のトレードにおいて、買い場提供場面とすぐに判断できるような相場観を培っておきたい。
2本の陽線を付けた後で、ふたたび陰線が2本入っているが、その前の安値を割り込まずにとどまっている。
23時あたりまでは、陽線と陰線の繰り返し(操み合い)だが、やはり10時頃に出現した安値を割ってこない。
これは先行き強いと見て、ポジションを取ったり、利を伸ばすべき勘所となってくる。
13日の23時あたりから相場は反転、大きく戻りはじめることになる。
そして、15日の14時あたりには、12日の高値を突破してさらに上伸し、その後は高値圏での操み合いに入った。
このようにローソク時間足には、目先の動きに一喜一憂する投機家たちの思惑が、はっきりと映し出されるものである。
時間足で勝負する基本は以下の通りである。
@相場が操み合い、鯵着の場面では静観すること。
A日足が上昇トレンドであれば突っ込みを買うこと。
逆の場合には売り。
B陰線が数本出現して、そのあとに陽線が出たとき、一つ前の陰線の高値を上回らなかった場合はさらに下げる確率が高い。
C逆に陰線が数本出現して、そのあとに陽線が出たとき、一つ前の陰線の高値を上回ってくれば買い転換の可能性が高い。
D□−ソク時間足にはダマシも多いので、タイミングをまちがったと判断すれば、ただちにポジションを解消して損を確定させること。
この5つのポイントを常にチェックしておけば、よほど大きな変動がないかぎり、勝負に勝つ確率は、高まってくる。
さらに短期の勝負をかける場合には、時間足ではなく、分足チャートを利用して売買のタイミングを窺うことになる。
8月16日の4時から5時にかけての分刻みのローソク足を示したものである。
変動幅は1ドル110.5円をはさんでの1円幅の何1o銭単位。
ドル高円安か、ドル安円高か、これは、もうほとんど丁半博打の世界と同じである。
投資というよりは、遊び心でゲームを楽しむ感覚でいいだろう。
分足チャートの基本的な見方は、時間足と同様だが、分足チャートでは、ダマシと呼ばれる動きが多くなってくるので注意が必要だ。
たとえば4時30分頃にやや長い陰線を引き、次に上ピケ陽線が出ている。
しかし、一つ前の長い陰線の高値を抜くことはなかった。
これは目先下げのシグナルである。
その後4時56分あたりにかけて戻してはいるが、5時に入って長い陰線が2本出現した。
ひとまずは売りが正解。
そして、5時5分頃に陰線のあとの上ヒゲ陽線。
さらに下ヒゲ陽線が入った。
ここが目先の転換点となる。
買いに分がありというトレードチャンス到来だ。
だが、この4時から5時の時間帯では、売買の妙味には乏しい。
5銭、10銭勝負での頻繁な売買では、大きくは取れないからである。
時間足ならばともかく、分足での売買は、遊び程度と心得ていたほうがいい。
繰り返しいっておくが、FX投資では売買のタイミングが勝負の決着となる。
そのためにはローソク足だけではなく、その他のテクニカル指標も併せて活用し、売買のタイミングを図るべきである。
では、どのようなテクニカル指標が有効なのか?主なテクニカル指標を紹介しておくが、全てのテクニカル指標をチェックしていたのでは、売買のタイミングを逃してしまうこともないとは限らない。
要は局面ごとにより有効なテクニカル指標を見定めておき、自分なりの戦術として、有効なテクニカル指標の活用法を会得することである。
ローソク足・移動平均のほかそれぞれに特色あるテクニカル指標である。
日足をベースにして個々のテクニカル指標を解説していくことにする。
麺サイコロジカルラインサイコロジカルとは「心理的な」という意味である。
したがって、サイコロジカルラインとは、この投資家の心理を数値化したものである。
きわめて単純な発想ながら、相場の転換点を知る上では貴重なテクニカル指標となる。
このサイコロジカルラインの計算方法は、相場が上がった日を○(勝ち)、相場が下がった'日を●(負け)として、過去12日間の勝ち負けを集計して勝率を算出する。
たとえば、過去12日間で上昇が8日とすれば、8÷12×100=66.7%となる。
これを日々算出していく。
過去12日間だから、翌日は最初の日が消え、新しい日が付け加わる。
上がるか下がるか、つまり確率的には2分の1である。
12日間連続で相場が上がり続ける、あるいは下げ続けることは確率的に20年に1回程度でしかない。
かりに10日連続で下げ続けたら、次の日は「そろそろ上がるだろう」と考える投資家が多くなるのはいうまでもないことである。
上げ下げは、確率的にはつねに2分の1なのであるが、○○○○○……と連続すれば次は●ではないか、と投資家の心理は動くものである。
一般的には、サイコロジカルラインの勝率が、25%以下になると反発し、逆に75%以上になると反落という目安となっている。
ドル円相場のローソク日足の下にサイコロジカルラインの動きを示したものである。
25%ライン(下のライン)に接近したのは、5月7日、5月20日。
75%ライン(上のライン)に接近したのは6月10日。
ということは、5月7日、5月20日にドルを買い、6月10日にドルを売りポジションを解消するという投資戦術が成立する。
買いは1ドル103円、売りは1ドル108円、差し引き5円の利鞘を確保できた計算になる。
値幅的には、十分過ぎる値幅である。
ただし、この指標は、残念ながら目先的な短期売買向きではない。
やや中期的な(といっても結果は1週間〜数週間程度)狙いである。
サイコロジカルラインが25%と75%のあいだを往来しているときには、売買を見送って静観したほうが良い。
この単純な指標は、資金的に余力のある方のFX投資にはきわめて有効となってくる。
ストキャステイクスとは、オシレーター系(揺れ幅をみる)の指標である。
簡単にいえば、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」の状態を知らせてくれるテクニカル指標である。
買われ過ぎならば売りサイン、売られ過ぎならば買いサインと判断する。
数値は0から100までの範囲で動き、上昇すれば数値も高くなり、下落すれば数値は低くなる。
計算方法は、やや複雑なので省略するが、一般的には30%以下が買いゾーン、70%以上が売りゾーンというのが目安。
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